動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本5選
進化生物学ていうとダーウィンの進化論?
そうです。進化生物学はダーウィン進化論から始まった学問です。
でも、まだまだ分かってないことも多いんです。
進化生物学は単純な学問じゃないってことですね!!
進化はどのように起こってきたのか?
進化生物学は人類の起源を知るために生まれた学問でもありました。
今記事では動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学の本のおすすめを5選紹介します。
進化生物学とは何か
進化生物学とは生物学の1分野です。
進化生物学(しんかせいぶつがく、英: evolutionary biology)あるいは進化学は生物学の一分野で、共通祖先からの種の起源や進化、繁殖、生物多様性などについて研究を行う。
Wikipediaより
進化生物学は生物学の中でも特に範囲の広い学問で、共通先祖を遺伝子的に議論する側面と進化のメカズムを議論する側面があり、かかわる人も多く謎も多い分野です。
ダーウィンらの自然選択説を発端とした進化生物学は現代では倫理や社会学などの一見関係のない分野にも影響を与えています。
そうした背景からたくさんの本が出版されていますが、今回は進化生物学を知れるおすすめの本に絞って紹介します。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本①
「進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 」は進化生物学について有名なリチャード・ドーキンス博士が英国王立研究所で子ども向けの行った講義を翻訳した本です。
この宇宙になぜ生命が生まれたのか。この謎のカギを握るのが「進化」という考え方だ。しかし「進化」ほど一般に誤解されていることがらもない…世界でも随一の啓蒙家であるドーキンスがイギリスのティーンズを対象に行なった名講義のほまれ高いクリスマス・レクチャーを、ベストセラー『知の逆転』で科学と一般読者の距離を一気に縮めてみせたサイエンスライターが世界にさきがけて編集・翻訳し書籍化する、知の最重要なアイデアへのガイダンス。
「進化とは何か:ドーキンス博士の特別講義 」内容紹介より
子ども向けの講義をもとに書かれただけあり、実演や身近な生物への疑問を的確にかつ分かりやすく答えるスタイルを取っている本です。
図が豊富で視覚的にも分かりやすいため進化生物学を知りたいと考える人はまず本書を読むことをおすすめします。
翻訳者によるリチャード・ドーキンスへのインタビューも載っており、リチャード本人の進化生物学の考え方を知ることもできる本としておすすめです。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本②
ブルーバックスの「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学」はアメリカのMITで使われる教科書を翻訳したシリーズの中の1冊で、進化生物学の専門的知識が学べる本としておすすめです。
MIT(マサチューセッツ工科大学)を始めとするアメリカの各大学で採用される世界基準の生物学の教科書!
「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第4巻 進化生物学」内容紹介より
MIT(マサチューセッツ工科大学)で一般教養科目レベルの生物学の教科書の内容を絞って翻訳した本が「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 」シリーズです。
ブルーバックス版は全5巻の大作で、うち1冊を進化生物学の本として翻訳されています。
いづれもフルカラーそして緻密な挿絵が豊富に描かれており、アメリカの教科書のレベルの高さがうかがえ、トップクラスの一般教養か….と愕然とするほど高度な本です。
内容の濃さや網羅性が抜群の進化生物学の本としておすすめできます。
生物学の教科書というだけあり、理解には化学的な知識も要求するために敷居は高いですが、おすすめです。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本③
「利己的な遺伝子 <増補新装版>」は有名なリチャード・ドーキンス博士が遺伝子の利己性から動物の進化や行動について解き明かす本です。
「なぜ世の中から争いがなくならないのか」「なぜ男は浮気をするのか」―本書は、動物や人間社会でみられる親子の対立と保護、雌雄の争い、攻撃やなわばり行動などが、なぜ進化したかを説き明かす。この謎解きに当り、著者は、視点を個体から遺伝子に移し、自らのコピーを増やそうとする遺伝子の利己性から快刀乱麻、明快な解答を与える。初刷30年目を記念し、ドーキンス自身による序文などを追加した版の全訳。
利己的な遺伝子 <増補新装版>内容紹介より
この「利己的な遺伝子 <増補新装版>」はリチャード・ドーキンスの名を世界に知らしめた大ベストセラーです。
生物は遺伝子によって操作される機械と評したリチャード・ドーキンスの本書は世界に大きな衝撃を与えました。
この「利己的な遺伝子」は哲学や思想、宗教の分野にも大きな影響を与えた本で、進化生物学の本としても一般教養本としても大変読み応えのある1冊としておすすめです。
リチャード・ドーキンスの本書はダーウィンの進化論を遺伝子による自然淘汰という観点から補強する内容となっており、現代の進化生物学を知るうえで外すことのできない本としておすすめです。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本④
スティーヴン・ジェイ・グールドの「ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語」はリチャード・ドーキンスとは別の論点から進化生物学を語る本としておすすめの1冊です。
1909年、カナダで5億年前の不思議な化石小動物群が発見された。当初、節足動物と思われたその奇妙奇天烈、妙ちくりんな生きものたちはしかし、既存の分類体系のどこにも収まらず、しかもわれわれが抱く生物進化観に全面的な見直しを迫るものだった…100点以上の珍しい図版を駆使して化石発見と解釈にまつわる緊迫のドラマを再現し、歴史の偶発性と生命の素晴らしさを謳いあげる、進化生物学の旗手グールドの代表作。
「ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語」内容紹介より
ダーウィンの進化論は世界の通説とされていますが、進化生物学上では詳しいメカニズムについての議論はまだ終わりを見せていません。
「ワンダフル・ライフ―バージェス頁岩と生物進化の物語」はカンブリア爆発に焦点を当てた本で、奇妙でユニークな古代の生物たちが豊富なイラストとともに描かれた本でおすすめです。
ダーウィンの進化論を考えるなら、奇妙にも思える古代の生物たちについて語る本書は進化生物学への理解を深めるなら読むべきおすすめの本です。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本⑤
ブルーバックスの「カラー図解 進化の教科書 」シリーズはハーバード大学などアメリカの1流大学で教科書として最も読まれている本です。
生き生きとしたイメージがわくイラストや写真、具体的な例が満載。説明は簡潔で、こきみよいテンポで話が展開。進化の歴史から最先端の研究まで網羅
「カラー図解 進化の教科書 第1巻 進化の歴史」内容紹介より
ブルーバックスでは原版にある写真や図解を維持して全3巻のシリーズ本として翻訳しています。
ダーウィンの進化論を下敷きに現代唱えられている学説を積極的に紹介し、分かりやすく教えてくれる進化生物学の本としておすすめできます。
集団遺伝説や遺伝的浮動、性淘汰などの進化生物学に馴染みのない人にはさっぱりのワードたちを豊富な図解で教えてくれる本です。
この本は生物学という学問の奥の深さ、裾ねの広さを教えてくれるおすすめのシリーズです。
アメリカの教科書は本として読んでも非常に面白い進化生物学に興味を持った人々におすすめの本です。
動物たちの進化の歴史を解き明かす進化生物学のおすすめ本5選まとめ
進化生物学は化学や物理学のように工業的に活用されてはいませんが、一般教養としての進化生物学を学ぶことは社会人ならやっておきたいですね。
動物たちの進化の歴史が分かる進化生物学のおすすめ本5選を紹介しました。
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