悩める大学生に贈る『大学を辞めないほうが良いたった一つの理由』
あなた大学、辞めたいですか?
大学生活は4年間です。
なんと、中学や高校に通うよりも1年長いのです。
憧れの大学生活、と聞こえはいいけれどふたを開いてみれば・・・・・・となるともう大変。
思わず、大学生活が嫌になってしまうこともありますよね。
私は大学ではなく高専でしたが、そこで過ごした7年(うち専攻科2年)はとても長くて、いつも「辞めたい辞めたい」と親に愚痴っていました。
ですが、なんだかんだ言いながら勉強して学士位を取って卒業しました。(でも、高専関係ない仕事先へ就職しました)
大学辞めようか、と悩んでいるあなたに「大学を辞めないほうが良いたった一つの理由」をお教えします。
大学生が大学を辞めていく理由
大学生が大学を中退してしまう理由は「学業への興味・関心が持てなかった」ことが全体の5割弱を占めています。
更に大学を辞めてしまった大学生の約4割以上は中退を検討してから3か月未満で中退しています。
金銭的な理由で辞めてしまう大学生は全体の3割でしかありません。
つまり、ほとんどの大学生は「大学辞めてやる!!」と思い立った勢いで大学を辞めてしまっているのです。
ですが、
大学を辞める、という事に目が行き過ぎて視野が狭くなっていませんか?
大学とは卒業するだけでメリットがあるんです!!
大学を辞めないほうが良いたった一つの理由
それは大学卒業時に貰える「学士」という資格にあります
学位の一。大学を卒業した者、大学を卒業した者と同等以上の学力を有すると認められた者に授与される。
大辞林第3版の解説より(https://kotobank.jp/word/%E5%AD%A6%E5%A3%AB-460232)
ただ、大学を卒業するだけで貰える学士。
日本では大学への進学率が高いこともあって、そのありがたみを感じることはないかもしれません。
ですが、それは日本国内へ限った場合の話です。
海外へと目を向けた途端、学士への見方が変わります。
そう、学士は持っているだけで海外の就労ビザが習得しやすくなるんです!!
アメリカの場合
例えば、アメリカの事例についてお話ししましょう。
アメリカで就業するためには当然ビザが必要です。
ですが、このビザを取得するには決められた条件をクリアしている必要があります。
結婚ビザを除いて、最もメジャーとされている就業ビザは「H-1B(特殊技能職)」と呼ばれるビザです。
これはアメリカの企業に内定を受けたエンジニア等、専門職の人が渡米する時に取得できるビザです。
このビザを取得する要件には「職務が求める特定分野の学士もしくはそれに類する資格」を持っていることが最低条件になります。
学士の資格を持っていない場合は実務経験があれば良い、とのことですが、最低でも6年以上の実務経験を求められることがあるため、学士を持っていた方がスムーズに申請できます。
(https://www.usavisa.jp/guide/guide_visa_h.htmlより)
海外では学歴を重視している
学歴社会というわけではありませんが、最低でも大学卒の人にしか就労ビザをあげたくない、と考えているのが現状です。
特に先進国同士でのビザ取得ではその傾向が強くなります。
私の知り合いに、ベトナムの会社に内定が決まったはいいけど「大卒じゃないから」という理由でビザの発行が伸びたケースもありました。
大学を卒業するだけで手に入ってしまうため、ありがたみの薄い学士号。
ですが、日本国内から視点を広げて海外へと目を向けてやれば、あなたの確固たる肩書となるのです。
これは大学を辞めてしまっては取り戻すことが難しい宝物なのです。
日本だけが全てじゃない
「大学でやりたい事が無い・・・だから辞めたい」
「大学卒業して就職しても給料上がらないから、今から働きたい」
大学を辞めようか、と悩んでいる学生たちは多種多様な理由を持っています。
ですが、その根本にあるのは「大学に通っていて得られるメリットが分からなくなったから」だと私は考えています。
ですが、そこで大学を辞めてしまうのはメリットを得るどころか、自分の持てたはずの選択肢を自ら捨ててしまうことになります。
大学生を辞めてしまう前に一歩立ち止まって考え直してみましょう。
大学生として過ごす4年間はいわば、「社会へ出る前の下準備」の期間です。
自分のやりたいことを探すも良し。
何かに夢中になるのも良し。
社会に出てしまえば、自由に好きを突き詰められる時間はそう多くはありません。
大学生の皆さん、4年間の長いようであっという間な大学生活を楽しんでください。