【要注意】スマホ操作の天敵!!ばね指って何!?
今の時代、スマホがないと仕事に支障をきたすことが多いですよね?
ついつい、スマホの画面を触ってしまう。そんなことが多いのではないでしょうか?
IT機器は指をフル活用して操作します。スマホやパソコンを日々操作することは指を酷使しながら生活しているといっても過言ではありません。
指を酷使しているなんて言われたのは、家事をする親とか音楽家ぐらい、と言われていた時代もありましたね。
パソコン等のIT機器が仕事に欠かせない現代人に対して致命的な病気があります。
それがばね指です。
実は私もニュージーランド滞在中にばね指になってしまい大変苦労しました。
今回はその経験も交えて、新・現代病と呼ばれる「ばね指」をご紹介いたします。
ばね指とはどんな症状なのか?
ばね指とは、「指の腱に炎症が起こり、ばねのように跳ねあがる」症状のことを指しています。
つまりは腱鞘炎の指版です。
元々は妊娠出産期や更年期の女性が多く発症するとされていましたが、近年では老若男女問わずに発症する事例が増えています。
その原因がスマホ、パソコンのし過ぎと言われています。
仕事や娯楽での用途に関係なく、長時間にわたって複雑な動作を指に要求されるために指の疲労を原因とした疾患に罹患する可能性が非常に高いのです。
ばね指が悪化してしまうと、最悪指が動かなくなり手術する必要があります。
スマホ操作は勿論、デスクワークなどで指を酷使している人達からすると指が動かなくなることは何より恐ろしい事でしょう。
何せ、仕事ができなくなるのですから。
ばね指になってしまった状態を放置してなおパソコンやスマホの操作を続けるとより症状が悪化し悪循環に陥りやすい点がとても恐ろしいですね。
ばね指の原因
ばね指の主な原因としては「指の使い過ぎ」とされています。
原因を同じくする症状には腱鞘炎がありますね。
以前はスポーツ選手や音楽家、重い荷物を日常的に運んでいる人が成りやすいとされていましたが、近年ではスマホやパソコンを長時間使用している人も発症例が増加しています。
また、痛みの出る部位の違いによっては「ドバルケン病」と診断されることもあります。とはいえ、症状も原因もほとんど同じ「指の使いすぎ」に端を発するものであり、悪化すれば手術を必要とする点に違いはありません。
ばね指になったらテーピングがお勧め!!
ばね指になってしまった場合の対処法はその指を曲げないことです。なるべく、指を動かさずに休めることが必要になります。
指の腱が炎症を起こしているため、指を曲げれば曲げるほど悪化する危険性があります。
とはいえ、指を意識的に使わないようにするのはかなり難しいかと思います。
そこでばね指の対処法として「テーピング」がお勧めです
私は現在、ニュージーランドでしていたテーピングの写真です。
テーピングの巻き方はこちらを参考にしました。
テーピングテープをすぐさま薬局で購入し、指を固定しました。
写真のようにガチガチに固定してしまえば、無意識のうちに指をまげてばね指を悪化させる危険が減りますのでお勧めです。
テープも市販のものを切って貼ったので、直ぐにテープがなくなるということもありませんでした。
その他にも氷水などで指や手のひらに当て冷やすことも効果的です。
病院に行ってさっさと直してもらいたい!!
そんな方は整形外科、リウマチ科を受診すると良いですよ
整形外科、リウマチ科などで受診すると塗り薬やステロイド注射によって治療してもらえます。
最悪の場合ですと、手術によって腱の一部を取り除くことになるため、なるべく早い段階で受診しましょう。
そうなれば手遅れになってしまいます。
また、自己マッサージなどの行為は炎症を悪化させ、ばね指の進行を早めることもあるためお勧めできません。
そのため、お医者さんに診て貰った上で指示に従うことをお勧めします。
生兵法はけがの元、です。
ばね指にならないためには?
ばね指に限らず、腱鞘炎は指の使い過ぎなどで起こる腱の炎症が原因です。
そのため、一番の予防方法は指を労わることです。
パソコン等の作業が長引く場合は指手首のストレッチやマッサージを行い、常に柔らかく保つことが肝心です。
また、ハード面での対策も重要です。パソコンで長期間作業が必要な皆様にとっては必須の対策になります。
エルゴノミクスという言葉を知っていますでしょうか?
エルゴノミクスとは人間が可能な限り自然な形で扱えるように製品をデザインすることをさしています。
キーボードやオフィスチェアなど仕事場を快適に過ごし、ばね指のような疾患を予防するために様々なエルゴノミクス製品が生み出されています。
リストレストを用いて手首への負担を減らすことも効果的です。
リストレストとはキーボード作業の腕への負担を軽減するクッションの事です。キーボード操作を阻害せず、腕の負担を減らすためには専用のクッションが必要となってくるためこういった商品の需要があります。
お風呂上りに手をグーパーする運動も効果的とされています。
しかし、最も効果のある予防法は上に書いた通り、なるべく指を休めることです。こまめに休息を取り、疲労を回復させることで指への負担を最低限に留めることが可能です。
最後に
私自身ばね指のような症状に悩まされていますが、指が動かないようにテーピングすることで症状の悪化は防げています。
半月ほど、この状態を維持していると次第に指のこわばりが取れ、ばね指の症状が軽くなってきました。
皆さんはちょっとでも心当たりがあれば直ぐ病院へ行ってくださいね。
スマホやパソコンが原因で指が動かなくなってスマホやパソコンが出来なくなるのは洒落になりません。
現代人の必需品のスマホやパソコンですが、「使用者の指」という意外な弱点もあったわけです。
人類にとって最も大切な仕事道具である「指」を大切に扱っていってくださいね