マテ茶!南米生まれの神秘の飲み物
マテ茶を知っていますでしょうか?
南米でよく飲まれているちょっと変わったお茶です。日本では「太陽のマテ茶」という商品が発売されてから存在を知った方もいると思います。
なんで、いきなりマテ茶?
と思われるかもしれませんが、実は以前マテ茶を本場アルゼンチンの人に飲ませてもらったことがありまして、その独特な飲み方が好きになってしまったのです。
そして、このブログで更に認知度や興味を持っていただける方が増えたら、マテ茶用の器具の需要も増えて安く買えるようにならないかな、と密かに狙っているのです。
マテ茶とは?
紅茶や中国茶、日本茶はツバキ科の常緑樹であるチャの葉から作られますが、マテ茶はモチノキ科の常緑樹であるマテの葉や枝を乾燥し、粉砕、精製したものです。
パラグアイのグァラニ族が、活力を与える不思議な木として飲用を始めたことが起源とされています。17世紀に、イエズス会の修道士たちによって薬として飲用されるようになり、一般の飲み物として広く普及することになったとされています。(日本マテ茶協会HPより)
南米では一般的な飲料でして、緑茶や紅茶とはまた違う独特の入れ方や飲み方がされています。
また、製法によってグリーンマテとローストマテの2種類に分かれる。飲みやすさはロースト。栄養価はグリーンのほうが良いそうです。
私が飲んだのは多分、グリーンのほうです。
マテ茶の茶器
マテ茶を入れるためには、茶葉のほかに専用の壷「グァンボ」(下の画像の容器のこと)。
また、入れたマテ茶を飲むための金属製のストローである「ボンビージャ」の2つが必要です。
この2つを使った飲み方が最も伝統的でポピュラーなものだそうです。
マテ茶の飲み方
私はアルゼンチン人の方が淹れてくれたのですが、淹れ方はとても簡単でした。
- 専用の壷グァボにボンビージャを入れ、マテ茶の茶葉を上の画像を同じぐらい入れる。
- 熱湯を沸かし、入れる。
- ちょっと待つ。(といっても、殆ど待っていなかったような気もします)
- ボンビージャを口にくわえてチビチビと飲む。
これだけです。
アルゼンチンではこれに加えて、仲間内で回し飲みする習慣があって、私も回し飲みをしたのですが、非常に異国的で新鮮な体験でした。
熱いお湯を入れているのでボンビージャがとても熱いのです。だから、ちょっとずつしか飲めないので一口飲んだら仲間に回して一口飲む。そのサイクルを繰り返しながら飲むのが一般的なようです。
お湯が少なくなってきたら、また継ぎ足してを繰り返して仲間全員が満足したといったところで終了、となるそうです。
マテ茶の効能
ちょっと調べてみると、マテ茶には多量のミネラル分が含まれていて、肉の摂取量が多い南米では野菜の代わりになるとされているため「飲むサラダ」と呼ばれているそうです。
肉料理とマテ茶の相性が良く、マテ茶の効能で代謝が良くなるから南米の女性はスタイルが良いんだとか。
と言っても、がぶ飲みするようなものじゃないので程々に。
マテ茶の味。飲んでみた感想
肝心の味ですが、「ドクダミ茶」に似た味だと感じました。あの鼻を抜ける薬のような独特の風味を感じました。そば茶にも近い風味も感じます。緑茶とは違う風味ですが、日本人からすれば比較的慣れ親しんだお茶の味に近いのではないでしょうか。
私としては非常においしいと感じました。苦味はほとんどなく後味もすっきり。肉料理と非常に合いそうでした。脂っこい料理とは相性がいいのかもしれません。
ただ、苦手な人もいるかな?とは思います。独特な味であることは変わりませんから。
私は非常に満足できました。
最後に
実は、このマテ茶を飲んだのはこの投稿から2か月ほど前の話なのですが、非常に印象に残っていたため記事にしました。
マテ茶の茶器も欲しかったのですが、買っても使うタイミングが今はないな、と見送ったのです。
あの独特のカーブを描くグァンボとボンビージャが私の心を捉えて離さなかったのです。でも、買わなかったのは内緒。
マテ茶の茶器はちょっと高くて・・・。でも、流行れば安いものも出回ってくれるかな?といった感じです。
ペットボトルで販売されている「太陽のマテ茶」でもいいので一度トライしてみてはいかがでしょうか?