【1発合格】甲種危険物免状の合格者がおすすめする参考書はこちら!!
こんにちは!
私、甲種危険物取扱者の試験を受験して、見事合格していたので先月免状が届きました。
去年は青年海外協力隊の試験に応募する、と決めてフリーター生活をしていました。
しかし、それでは時間がもったいないと思い、いくつか資格試験を受験しながら生活を続けていました。
甲種危険物取扱者試験はそのうちの一つです。
私は学生時代に乙4種危険物取扱者免状を取得していました。
次は甲種を取ろうと考えていて、試験を受けたところ見事合格できました。
今回は甲種危険物取扱者試験について私が、
- どんな参考書で勉強したのか
- 参考書でどんな勉強をしたのか
について解説していきます。
- 甲種危険物取扱者免状は危険物取扱者の中で最も難しい
- 甲種危険物取扱者免状を取得すると、全ての危険物が扱える。
- 甲種危険物取扱者免状は参考書1冊で合格が狙える
- 甲種危険物取扱者試験は暗記が多いので、ポイントを押さえて勉強する必要がある
甲種危険物取扱者免状ってこんな資格です
甲種危険物取扱者免状とは、化学工場などの施設で法律で定められた化学物質を大量に製造、貯蔵、取扱するために必要な資格です。
一定数量以上の危険物を貯蔵し、又は取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物を取り扱うために必ず危険物取扱者を置かなければいけません。
一般財団法人 消防試験研究センターより
この危険物取扱者免状を持っている人が管理責任者になれます。
身近な施設ではガソリンスタンドで職務に従事する際に必要とされる資格です。
実際のところ、ガソリンスタンドでは少なくとも乙4種の危険物取扱者免状を持っている従業員がいないとガソリンの販売ができません。
セルフのガソリンスタンドでも危険物取扱者免状を持つ人が
必ず居る必要があります。
ガソリンを積んだタンクローリーも危険物取扱者免状の有資格者が持っていないと運搬できないように法律で定められています。
事業者によっては運転手に危険物甲種(または乙種)を取らせて、ワンマン運転させるケースもあります。
他では、染料や石油コンビナート、化学工場での作業を行うためにこれらの資格を必要とする場合が多いです。
こういった場所で製造されている製品や原材料の多くは「危険物」だからですね。
大学生でも化学を専攻としている学生さんはこの甲種危険物免状を取っておくと就職にも有利となります。
甲種危険物取扱者免状の難易度について
危険物取扱者免状は3種類の種別に分かれます。
それが「丙種」、「乙種」、「甲種」の三つです。
難易度は「丙種」<「乙種」<「甲種」となっており、甲種危険物取扱免状は最も難易度が高い試験です。
暗記事項が多いため、学習時間は長めにとることをおすすめします。
甲種危険物取扱者免状で出来ること
危険物取扱免状「丙種」「乙種」「甲種」は与えられる権限の範囲が決まっています。
当然「甲種」の免状区分が最も広い業務範囲をカバーできます。
さらに危険物取扱者免状には区分が設定されており、取得した免状ごとに1~6類に区分される危険物が扱えます。
「丙」、「乙」の危険物取扱者免状だと1から6類のうち、資格を取った類1つ分の危険物しか扱えません。
甲種危険物取扱者は全類の危険物、乙種危険物取扱者は指定の類の危険物について、取り扱いと定期点検、保安の監督ができます。
一般財団法人 消防試験研究センターより
つまり、乙4種危険物取扱者免状だと、4類の危険物である引火性液体(ガソリンとか)しか扱うことができません。他の類の危険物を扱いたいならその都度、試験を受けて合格する必要があります。
ただし、甲種危険物取扱者免状は別です。
この免状を持っているだけで1から6類の全ての危険物を扱うことができます。
甲種を取るメリットの1つに1つで全ての類の危険物を扱えるため、各類で乙種の試験を受ける必要がないことが挙げられます。
また、甲種資格を取ったほうが試験手数料が安く上がります。
甲種の試験手数料は5000円です。それに対して乙種の試験手数料は3400円です。(2018年時点)
一見、甲種の試験手数料のほうが高いようにも思えますが、それは乙種を一つだけ受ける場合だけです。
2つ目の試験を受けようとしたら、甲種一回分よりも費用が上がることが分かるでしょう。それでいて、得られる権限は単純に考えても甲種の3分の1です。
それだったら、甲種を受けて合格したほうが安上がりだし、聞こえがいいです。
乙種を6回うけると20000円近く費用がかかります。
断然、甲種を受けたほうが安上がりですね。
甲種危険物取扱者試験を受ける前に確認すること
乙種では必要のない受験資格ですが、甲種には存在します。といっても、甲種が必要な人なら自然と資格を達成している可能性がありますのでご安心ください。
〇 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者(化学に関する課程) |
〇 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者 |
〇 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験もしくは複数資格取得者) |
〇 修士・博士の学位を有する者(化学に関する課程) |
受験資格に関しては一般財団法人消防試験センターのサイトからご確認ください。試験の日程などもこちらで確認することができます。
大学で化学を専攻していた等の旨を証明できるもの(卒業証明、単位取得証明書)を提出することで学生や新卒の方でも比較的簡単に受験資格を得られます。
【お勧め】甲種危険物取扱者試験に合格できた私の参考書
私は甲種危険物を受けるにあたり書店へと足を運び時間をかけて、どの参考書で勉強を進めるかのプランを立てました。
参考書選びには優に一時間以上費やしました。
たくさん参考書を買うより、一冊の参考書を読みこんだほうが
合格率は上がります!!
書店に置いてあった参考書のほとんどに目を通した上で
自分が最も使いやすいと考えた参考書がこちらです
私が購入したのはこちら「わかりやすい!甲種危険物取扱者試験」です。
私はこの参考書を購入してから、とにかく読み込みひたすら練習問題を解きました。
目論見は大成功。
見事合格することができました。
この参考書の特徴は
- 読んでわかりやすい
- 練習問題が豊富
- 甲種危険物取扱者試験に出やすいポイントを重点的に教えてくれる
といった点が挙げられます。
実際、この参考書の半分以上は練習問題と解説で構成されています。
解説は最低限に抑え、豊富な連取問題で知識の定着を図る形になってるのです。
また、参考書の最後には模擬テスト問題もあり、自身の知識の定着率を確認することができるようになっています。。
練習問題の内容もかなり歯ごたえのある内容で、実際の甲種危険物取扱者試験の内容に即した問題ばかりでした。
この参考書を最初から最後まで繰り返し解けば試験に合格できると思います。
実際の試験問題のほうがスラスラ解けた感じがありました。
【超大切】甲種危険物取扱者試験の試験範囲
どんな試験でも大切ですが、甲種危険物取扱者試験の
試験範囲を確認しましょう。
甲種危険物取扱者の試験時間は全部で2時間30分。設問数は45問程度です。
甲種危険物の試験範囲は3つに分かれます
- 危険物に関する法令(15問)
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
- 危険物の性質、並びにその火災予防、及び消化の方法(20問)
それぞれ、3つの範囲で正答率6割を超えると試験は合格です。一つでも6割を切ると不合格になるので気をつけてください。
試験時間は十分にありますので落ち着いて回答しましょう。
危険物甲種取扱者試験の参考書の使い方
甲種危険物取扱者試験の3か月前には勉強を開始してください。
最初の1か月は流し読みでも構いません。とにかく参考書を繰り返し読むことを大切にしてください。
少なくとも、この一か月の間に読み切らないと厳しいです
危険物取扱者甲種試験は暗記するべきことが多い試験です。
特に参考書に【重要ポイント】と記載されている項目をインプットしていく必要があります。
参考書の重要ポイントは実際に試験に出る点が多いので
しっかりと覚えていきましょう。
これから甲種危険物取扱者試験範囲の各項目についてポイントを解説していきます。
危険物に関する法令(15問)
基本的には乙種と同じような内容が出題されます。それに加えて、乙種よりも細かい部分を問う問題が多くなっています。
実際解いた感想としては、ひっかけ問題のような細かい数値の違いなどを問われる問題が増えていました。
法令範囲で絶対に出る指定数量の倍数計算問題は1から6類の危険物の指定数量を計算する問題へと拡張されているため、過去に乙種を取得したという受験者でも苦戦を強いられるポイントとなります。
危険物取扱甲種試験が初めての危険物取扱者試験という人はこれに加え、各種法令を覚える必要があるため、長丁場を覚悟して暗記していく必要があります。
基礎的な物理学及び基礎的な化学(10問)
理系学部で化学を勉強していた人なら参考書の練習問題をするだけで対策できます。
範囲となってる物理・化学知識は高校化学レベルのため、さほど苦労することはないはずです。
化学が得意もしくは専門の人にはボーナス問題です
もし、この範囲が難しいと考える人は
- ルイスの定義
- 熱化学方程式
- ボイル・シャルルの法則
についてよく学習しておく必要があるでしょう。
幸いにも甲種危険物取扱者試験で複雑な問題は出題されません。
参考書の練習問題とほとんど同じ形式の問題が
出題されました。
危険物の性質、並びにその火災予防、及び消化の方法(20問)
とにかく覚えることが多い科目です。1番時間をかけて勉強するべきです。
優先度が一番高い項目です。
ただ読むだけではインプットに時間がかかりすぎます。
各種ポイントを押さえないと、覚えられません。
1から6類の危険物の性質や、火災消火の方法、保管の仕方を覚えておかないといけないため、非常に難易度が高いです。
その危険物は水に溶けるのか、エタノールに溶けるのか、それとも水に漬けてはいけないのか、空気に触れさせてはいけないのか。覚えることがいっぱいで嫌になりますね。
ここでポイントになる点は「どの物質」が「どの類に区分」されているか。
また、その類を区分する「基準は何か」を理解しておくことが重要です。
例えば、第一類の危険物は「酸化性固体」
つまり、燃えない固形物であり酸化しやすい物質を
そばに置いてはいけないことが考えられます。
各類ごとには共通の性質があり、共通の性質を覚えることをまず初めに行ってください。
そこから各種化合物について覚えておくことが良いでしょう。基本的性質として参考書に網羅されているので、しっかりと覚えてください。
また、比重や引火点などの細かい数値について覚えようとすると大変な労力を必要とするため、ある程度割り切った暗記も必要になります。
「水より軽い」で覚えて、比重の数値を覚える手間を
省くことも効率的な学習に必要です
また、1~6類の区分とは関係なくナトリウム化合物水は厳禁そうだな、といったイメージで覚えていくことも重要なテクニックとなります。
幸いにも試験に出やすいものは特徴的な性質を持つものが多いため、見た目ほど全ての化合物を覚える必要はありません。
甲種危険物取扱者試験を受けるためにも
今回お勧めした参考書を元にきちんと勉強をすれば、かなりの確率で合格できると私は考えています。
甲種危険物取扱者は国家資格です。十分な準備こそが合格を掴む鍵となるはずです。
それでは、この記事を読んだあなたがどうか合格できますように。
甲種危険物取扱者免状を将来へ生かしたいあなたに
すぐに取れる資格はありません。全ての資格は多大なエネルギーと時間を使って初めて取ることができます。
何かを始めるにも深めるにも個人で出来る範囲には限界があります。
社会の流動性が高くなってきた現代では「学びなおし」ができない人々は時代の流れに置いて行かれてしまうかもしれません。そうならないためにもスキルアップの機会を貪欲に逃さないことが重要です。
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