アイデアの宝庫。TEDを見よう!
世界には様々なアイデアが溢れています。この地球上には70億を超える人が住んでいるわけですから、人1人が何かしらのアイデアを持っているとしても70億通りのアイデアが存在するわけです。
実際には互いのアイデアが被ってしまったり、どこか似通ったものがあるわけですが、70億通りあればオリジナルのアイデアが無いなんてことはないはずです。
他の人が温めている、もしくは実行に移している。そんなアイデア達を知ることは自分自身のインスピレーションを刺激する良い材料になるはずです。
今回の記事は様々なアイデアを発表しているアメリカの団体について書いていきます。
TEDでは価値あるアイデアを世界に広める活動をしています。
さて、皆様は「TED」というモノを知っていますでしょうか?
もし、「TED」という名前は知らなくても、NHKで放送されている「スーパープレゼンテーション」という番組はご存知の方もいるのではないでしょうか。
近年ではそのプレゼンテーション教材としての需用や、英語のリスニング教材としても知られていますが、様々な業界の業界人を招いていることが特徴です。
発表をしている人たちの中にはあのビル・ゲイツやアル・ゴア副大統領のような著名人から、各国企業の機密情報を暴露することで一時話題となったWikiLeaksの創始者まで出ています。
そのジャンルは様々であり、一般では無名の人がプレゼンテーションをすることもあります。
これらのプレゼンテーションはすべてインターネット上にアップロードされ無料で干渉することができます。無料ですよ!!無料!!
プレゼンテーションの方法は自由!?多彩な表現方法が許されるTEDカンファレンス
また、TEDカンファレンスではいくつもの素晴らしいプレゼンテーションが存在しますが、TEDカンファレンスの方針としてはプレゼンテーションのやり方は「自由」であるとのことです。
ダンスパフォーマーやアーティストの方々はよく自身のパフォーマンスを時間いっぱい披露している人たちもいます。
言うなれば、ミニライブをしても良いわけです。
こう書いてしまうと、読者の方々の中には「それはプレゼンテーションではない」とおっしゃる方もいるでしょう。
ですが、TEDでプレゼンテーションをするということは、世間一般で考えられているようにただPowerPointをスクリーンに映して喋ればいいのではなく「自身の持っているアイデアを如何に相手に伝えるか」を突き詰めることが必要となります。
TEDでパフォーマンスをする人たちは、自分の持っている表現方法のなかで最も聴衆に訴えかけられる方法を模索した結果、言葉ではなくパフォーマンスの形で表現することを選んでいます。
また、TEDで行われた素晴らしいプレゼンテーションを分析した書籍なんかもありますのでそちらを見るのも面白いと思います。
TEDって日本の団体じゃないんでしょう?英語は分からないよ
TEDはアメリカの非営利団体であるとは上で書きましたね。基本的に英語でプレゼンテーションが行われていますが、インターネット上の動画では有志の手によって100の言語に翻訳されています。当然、その中には日本語も入っています。
すべての動画が日本語化されているわけではないですが、人気のTED動画などは翻訳されていますので、あなたの目的に沿うと思います。
TEDはどこでやっているの?私も講演をしたいときはどうすればいいの?
TEDでプレゼンテーションをすることは簡単ではありません。Wikipediaには「講演会に出席するためには会員になって年会費を払えば良い」と書かれてはいましたが、講演者となる方法は記載されていません。
TEDの講演は主にカナダのバンクーバーで行われています。また、オックスフォードやサンフランシスコでも開催されています。
また、TEDの精神を受け継ぐ団体として公式にライセンスを持っているTEDxという団体もあり、こちらは世界中で講演を行っています。
TEDもTEDxのどちらにおいても応募の形で講演者を取っているようです。ただ、団体のほうから依頼する形のほうが多く、応募された中から後援者になることは稀のようです。
とある書籍でTEDx Victoriaの共同創始者であるジョン・ジェフリー・マードリンという方がこの応募システムについてこう言及しています。
「最高のトークというのは、大抵ご自身の素晴らしい研究や仕事に没頭していてトークを売り込む暇がないような人から生まれるものです。私たちはそういう人たちを探しだし、彼らのアイデアを広めるために時間をかけていただくよう説得しなければならないのです」(ジェレミー・ドノバン著:「TEDトーク。世界最高のプレゼン術」より)
TEDトークの理念とは「価値のあるアイデアを世界に広めること」です。
情熱をもって作り上げたアイデアを持ち続けた人を求めているわけです。下手な功名心を持ってはいけないということですね。
サイトを見るだけでも楽しいので覗いてみることをお勧めします。