サンマ漁獲規制が成立しなかった理由
こんにちは、アンソニーです。
日本は今色々と大変みたいですが、ニュージーランドにいる私にはちょっと縁遠い話のせいか実感が湧きません。そもそも、今日なんかは日中暑いぐらいでした。
今冬なんですが・・・。
今日も今日とてニュースを見ているとこのような記事が目に飛び込んできました。
サンマと言えば、秋の味覚としてよく食べられていますよね。
資源量が減っているとか、不漁続きであるというのはニュースでもよく聞きますが、この記事によると国際的なサンマの漁獲制限をしようとして、話がまとまらなかったというものでした。
・・・これ、去年も見たな。
確か去年も同じようなことを日本が提案して話がまとまらなかったような気がしています。
でも、この話がまとまらなかったのは中国や台湾のせいではなかったはずです。
そう思って、ちょっと調べてみることにしました。
交渉失敗は日本が悪い
サンマ漁獲量規制案は去年も日本が提出して却下されています。
その時、ニュースでちらっとだけどのような規制案なのか報道されていて、私はその案を見た時に「これで受け入れられたら笑うわ」と思ったことがありました。
流石に一年前の話なので、詳しいことは覚えていませんでした。
そこで今回漁獲量規制の案について調べてみると、去年の記事ですが漁獲量規制案について言及しているニュースが見つかりましたのでリンクを貼っておきます。
この記事によると去年の日本の提案した漁獲量規制案では日本に56万トン分の割り当てを行ったそうです。
世界中合わせた漁獲量の1.5倍くらい多い量を提示して何言ってるのか、ちょっと提案した人の頭が気になりますが、当然のごとく却下されています。
こんなもの提案して通る方がおかしいので納得です。
外国の乱獲が原因と言う意見もあるようですが、中国が漁獲を開始したのは比較的最近です。
海水温度の変化による回遊ルートの変化などの理由もあって、外国の乱獲が原因と言うには早計過ぎると言ってもいいでしょう。
正直なところ通るわけがない
日本の水産資源保護の考えはぶっちゃけ先進国とは思えないレベルだと私は考えています。
ウナギの例に始まり、水産資源の保護を考えるなら遅きに失しているとしか思えない状況です。
ウナギの味がどうとかいう人たちと同じで今のことしか考えていないので将来に問題を先送りしても良いと考えているのでしょう。
そうとしか思えないような事態が起こっているように私には思えます。
天然がどうだとか、養殖がどうだとか区別するのではなく、採れたものに対して感謝することをもっと肝に銘じるべきでしょう。
「いただきます」
この言葉を使う日本人ならばこそ、食べ物には敬意をもって接するべきだと思います。