ガソリンを空気から作り出す技術をカナダが生み出した

コラム

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ガソリンが低コストで、しかも工場などから作れる時代が来たら・・・。

わざわざ資源の取り合いをする必要もなくなるでしょうね。

空気に含まれる二酸化炭素からガソリンを作り出す技術を作り出したとしてカナダの会社が論文を発表したそうです。

 

 

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ガソリンのカーボンニュートラルを実現

 

カーボンニュートラルとは言うなれば、二酸化炭素を回収して燃料として扱い、放出するなら収支的には二酸化炭素を排出していないことになる、とする考え方です。

空気に含まれる二酸化炭素からガソリンを作り出し、それを燃やして二酸化炭素を排出しても空気から取り出した二酸化炭素が空気中へ帰っていくだけなので、炭素の総量的には変化していないことになります。

空気から燃料を作り出すということはそれだけですごい技術になることがお判りいただけたでしょうか。

 

低コストでガソリンを作り出す技術

 

様々な研究機関が燃料となる石油を一から作る研究をしています。その中でもカーボンニュートラルの観念から見れば、大気から作り出すことができる技術は高いアドバンテージを持っていることが分かると思います。

これが低コストでできるならば、資源の枯渇や採掘コスト、採掘にかかわる環境への影響など諸々の問題を一手に覆すことができます。

空気なんてどこにでもあるので、施設を置く場所はどのような場所でもよくなり、わざわざ地質調査のようなコストのかかることをしなくても燃料を生み出すことができるのです。

海底に眠る石油を採掘するときにネックとなるのはそれらが海の底と言う過酷な環境に埋まっていることが問題となります。

採掘機器もそこまで届かなければ意味がありませんし、海水によって施設は急速に劣化します。海の上の孤島のような状況になるため従業員の負担も計り知れません。輸送コストなどを考えても陸上での生産が可能となるこの技術の有用性は明らかでしょう。

この論文では年間100万トンの二酸化炭素を回収できる工場の費用や技術についても書かれているそうです。

まさに夢の技術であることは間違いがないでしょう

 

最後に

 

石油はその発生プロセスに諸説あることからどの程度採掘できるのかと言う見積もりが絶えず変わっていることが挙げられます。ですが、このような技術の低コスト化が進み実現すれば、少なくとも資源の枯渇という問題を論ずる必要はなくなります。

日本でも資源大国になれるチャンスがあるのはとても良いことだと思います。何より、輸送コストが格段に抑えられるため、船等での輸送時に発生する副次的な二酸化炭素の排出が抑えられることも考えられるため環境への影響がかなり抑えられると思っています。

こういった技術は是非是非実用化されて行って欲しいと思っています。

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