ジュースを飲むと糖尿病になる!?ホントはどうなの?
果物はとっても甘いですよね。
リンゴにキウイ、バナナにイチゴ。どれも甘くておいしくて、つい食べすぎちゃいます。
最近、私は果物ばかりを食べる生活「プチフルータリアン」に挑戦しています。
甘いものばかりだと糖質が気になる
ですが、甘い果物ばかり食べていると、糖質について気になってしまいます。
糖質と言えば、当然摂り過ぎると太ってしまいます。
そして、その先には生活習慣病や糖尿病の未来が待ち構えています。
しかし、果物はソフトドリンクやダイエット飲料、フルーツジュース等に比べて糖尿病のリスクは低いのです。
ジュースなどの加糖飲料は糖尿病リスクを上昇させる
実は栄養学的見地からジュースなどのソフトドリンクを飲むことの健康リスクが証明されています。
毎日、コップ一杯程度のジュースを飲む人は飲んでいない人に比べて糖尿病の発症リスクが10%ほど高くなるとされています。
仮に100万人の糖尿病患者がいるとしたら、その内の10万人はジュースを毎日飲んでいたために発症した可能性がある、ということを意味しています。
世界中で砂糖税が導入された理由は?
「砂糖税」というものを知っていますでしょうか?
これはソフトドリンクに含まれている砂糖の量に応じて税金が課せられる法律です。
導入している国はイギリスやアメリカをはじめとして22か国にも及びます。
砂糖の摂り過ぎから高血圧や肥満が増加し、生活習慣病になる人が増えました。
次第に治療などの社会保障費用がかさむようになってきたことから、政府は社会的負担を軽減するために「砂糖税」なるものを導入することが決められました。
ソフトドリンクに含まれている糖質が体に悪いということは事実として知られるようになりました。
では、他のダイエット飲料やフルーツジュースは加糖飲料の代わりにならないのでしょうか?
ダイエット飲料やフルーツジュースの糖尿病リスク
実は、ダイエット飲料やフルーツジュースを飲むことと糖尿病になるリスクの関連性はまだわかっていない、のです。
※ここでいうフルーツジュースとは濃縮還元を含んだ濃度100%のものに限ります。
勿論、ダイエット飲料やフルーツジュースの糖尿病リスクを研究している人は数多くいて、ダイエット飲料なども糖尿病リスクを上げる、とする研究結果も多数挙がっています。
しかし、それらのデータを別の研究者たちが分析したところ、関連性を証明するには弱い証拠であると指摘しています。
現状での研究成果によるとフルーツジュースの摂取による慢性的な体への悪影響は確認されていません。
ダイエット飲料についても同様のことが言われています。
ジュースと糖尿病の関連性についてのまとめ
世界中の研究機関で集められたデータから、判明していることは以下の二つになります。
- ソフトドリンクは飲んでいる人とそうでない人の間で糖尿病のリスクが10%違う
- ダイエット飲料やフルーツジュースの糖尿病リスクへの影響は分かっていない
なので、ソフトドリンクを飲むよりもダイエット飲料やフルーツジュースを飲む方が健康に良いことになります。
しかし、それでも心配だという人はジュースを飲むのではなく、お茶や紅茶などの糖質が含まれていない飲料を飲むべきでしょう。
ジュース1つ取ってもまだまだ私たちの体については分かっていないことだらけです。
怪しい健康情報に振り回されないようにしてくださいね。