外人と話したいならモノポリーをしろ!?
ニュージーランドからこんにちは、ワル鳥です。
日本とは違い、海外ではTVゲームだけではなくアナログのボードゲームやカードゲームも人気です。
それはニュージーランドでも同様のようでした。
その中で、これだけはルールを覚えておくといいボードゲームを紹介します。
モノポリー
モノポリーはアメリカで生まれたボードゲームで投資を基にしたゲームとして有名です。
Wikipediaの内容がすごく詳しいので、そちらを読んでもらってもいいのですが、このような記事も見つけたので目を通してもらってもいいかなと思います。
実際、私が遊んだ時もこの記事のような遊び方をしていました。あれ? 競売どこ?
一回目のゲームで競売に備えていた私の気持ちを返して。
仲間内でゲームするときには競売ルールは無視されることが多いようです。おかげで土地購入の速度が遅いため、ゲーム序盤を過ぎても1,2か所空いていたりします。
一応、ルールの紹介もしますが、解説サイトなんていくらでもあるのでご自身で検索したほうが良いと思います(身も蓋もないですが・・・)。
ルールは説明書にも書いてありますので、是非買ってプレイしてください(宣伝)。
モノポリーってこんな感じですよ
初期資金として1500ドルをあなたは持っています。
すごろくのようなボードを巡りながら土地を買い、家やホテルを立てながら投資をして、相手からレンタル料をふんだくりましょう。
最終的に全員破産させれば全てはあなたの思いのまま。
モノポリーでは交渉などの盤外戦術も許されています。
上手く相手をだまくらかして、相手から資産を巻き上げることも自由です。
モノポリーの勝利条件
ゲーム人数は2人以上から可能。4,5人がゲーム内容的にベストです。
終了条件は一人を除いた全員が破産(お金が何をやっても払えない状態)した時点で終了です。
これを「モノポリー勝ち」と言いますが、非常に時間のかかる勝ち方ですので時間制限を設けてプレイする場合もあります。
破産順、もしくは持っている資産の多さで順位が決まります。
つまりは他の誰よりも稼げ、ということですね。
自分の手番にできること
自分の手番に二つサイコロを用い、ゾロ目が出た場合は駒を動かした後にもう一度振ることができます。
更に連続してゾロ目が出た場合も同様です。ただし、三度目のゾロ目については出した瞬間に「刑務所」行きとなりますので注意が必要です。
出たサイコロの目に従って駒を勧めましょう。
止まったらマスに書かれていることを確認しましょう。
止まったマスがまだ誰にも購入されていない権利書の場合はお金を支払って購入しましょう。
もしあなたが買わないと判断すれば、それは競売に掛けられ速やかに誰かの懐へ入るでしょう。(でも、皆しない)
もし、誰かがそのマスを所有していたらレンタル料を払う必要があります。
その他にも刑務所、共同基金、チャンス、税金マスなどがあります。
その都度、マスの指示に従ってください。
共同基金とチャンスマス
共同基金とチャンスマスに止まった場合、それぞれのカードを一枚引き、それの指示に従いましょう。
刑務所釈放カードなどはそのまま保有でき、使いたいタイミングになった時に使用できます。
ただし、使用できるのは自分の手番のみです。
使い終わったカードは山札の一番下に戻します。シャッフルはしません。
競売
誰かが止まったマスの権利書を購入しなかった場合に行われます。
オークションと同じものと考えてください。自分の懐と宣言された値段を確認して、払えそうになければ辞退するわけです。
当たり前ですが、最終的に最も高い価格を提示した人に権利書が渡ります。
購入時は1$刻みで価格提示できますが、非常に時間が掛かりますので、短縮のためにも10$刻みで行うことを推奨します(日本モノポリー協会ではそのようにルールに明示してあります)。
刑務所行きについて
刑務所に行く方法は三つです。
- マスの指示。
- カードの指示。
- ゾロ目を三回出す。
この場合のどれかに抵触した場合、プレイヤーは刑務所マスへと送られます。
出所するためには自分の手番開始時に50$支払って釈放される。
もしくは刑務所釈放カードを使って行います。
お金もカードも使いたくないという人はサイコロを振って、ゾロ目を出せば釈放されることができます。
ゾロ目が出なければ、そのまま牢獄の中に入ったままです。
もし、ゾロ目を出せば、出たマスの分だけ刑務所マスから移動できます(2回目は振りません)。
ただし、三回目の手番には強制的に釈放させられます(この時は上に書いた通りのコストを支払います)。
カラー権利書の独占
同じ色の権利書をすべて揃えることで家の建築、それに伴うレンタル料の吊り上げ、ができる様になります。
また、何も建てられていない独占土地のレンタル料が2倍になります。
家の建築は土地を独占した後じゃないと出来ない行動です。さらにホテルを建てるのも家を建てないとできない行動です。
手番と手番の間
手番と手番の間というとマジックザギャザリングのフェイズゼロ(聞いただけですので詳しくはないです)を彷彿とさせますが、モノポリーでは大変重要な概念がこの手番と手番の間になります。
この時出来ることは家・ホテルの建築、交渉の二つです。
家・ホテルの競売
実は家やホテルにはボード上で建てられる上限が決まっています。
家は全部で32軒。ホテルは12軒だけです。
家やホテルの上限が近い状況で複数のプレイヤーが建築を宣言した場合、上限を超えていれば競売が行われます。
この場合、一つ一つの物件に対し競売を行い家の残数に収まるまで繰り返します。
特殊なのが、価格のつけ方です。
各々が提示する最低金額は建築を希望した各プレイヤーの持つ権利書に書かれた物件の最低価格以上にする必要があります。
(各プレイヤーの持つ権利書に記載されている建築費用はそれぞれ違う金額が記載されているため)
競売の結果、建てる土地での建築費用よりも低い価格で落札した場合は自力で価格を引き上げて支払うことになります。
抵当
借金しましょ?
持っている権利書を質に入れてお金を借りましょう。
当然、質入れ中なのでレンタル料は取れません。
買い戻すときは抵当価格に10%の利子をつけて支払うと買い戻せます。
破産したプレイヤーの持つ権利書や交渉で取引した権利書も抵当に入っている場合も抵当のまま引き渡されます。
その権利書を用いて、レンタル料を取るためには買い戻す必要があります。
交渉
さて、モノポリー最大の醍醐味である交渉です。
上に書いた通り、交渉は手番と手番の間に行うことができます。
基本的に
- 1対1で行う
- 権利書、金、釈放券以外のみ取引できる
レンタル料の減額、贈与的行為に関してはルール違反となります。
あくまでモノとモノ(もしくは金)の交換です。
周回時のサラリー
一周周るとその時点で200$手に入ります。
レンタル料以外で手に入るお金はモノポリーでは貴重なので大切に使っていきましょう。
最後に
これ以上の詳しいルールについては実際にプレイしながらやってみましょう。
ルールを知っている外国人に教えてもらいながらやれば、仲良くなる切っ掛けになりますし、交渉を行えば英語の練習にもなります。
積極的に誘っていきましょう!
私がニュージーランドでやった時は言語面で大幅に不利な状況から始まりましたが、なんだかんだ楽しく遊べるゲームです。
ただし、上に乗せた記事の通りにみんな何故か競売をしないので、めちゃくちゃ時間が掛かります。
いつの間にやら時間が遅くなって自然消滅したりするので、あまり気負わずワイワイ楽しむ感じでプレイすればいいと思います。
真剣になり過ぎて喧嘩にならない程度にしましょうね。